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函館山で100万ドルの夜景を見る!プチトラブルもあったよ(笑)【2021年11月函館旅行記9】





どうも、めがねマンです。

 

念願だったラッキーピエロのハンバーガーをいただき、お次は100万ドルの夜景を見に行きます!

念願のラッキーピエロでハンバーガーを食べた話

 

函館山ロープウェイへ

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五稜郭公園前から函館山の最寄り駅である十字街へ

 

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市電と徒歩で25分ほどかかりました。

十字街駅からロープウェイ乗り場までの上り坂がキツかった・・・(^_^;)

 

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ロープウェイ往復チケットは1500円。 電子マネーやクレジットカードも使えました。

 

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19:20発のゴンドラで山頂を目指します。 この時は10分間隔で運行していたのでほとんど待たずに乗ることができました。

 

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さてゴンドラに乗り込みます♪

 

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ゴンドラの中は照明が落とされていて、この時点で十分キレイな函館の夜景を見ることができます。

平日ということもありお客さんは数名でした。

 

ロープウェイ山頂駅のぬい撮りとSWEET HOME

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さてロープウェイは山頂駅に到着。

ゴンドラを降りるとこんなのがありました。お気に入りのぬいぐるみを置いて撮影する小さな箱です。

 

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ベアドゥちゃん連れて来ればよかった! 行きの機内で購入したベアドゥちゃんはホテルのお部屋でお留守番中です(^_^;)
それとこの左の木・・・

 

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実は・・・。

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わが家のリビングのオブジェと同じやつでした(笑)

金色のお札は台湾のお寺でいただいた物です。 なんだかご利益ありそうなので♪

話は逸れましたが、さっそく函館の夜景を見に行きましょう!!

 

100万ドルの夜景は短時間

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おー!!本当にキレイな夜景ですね! 私のボキャブラリーではそれ以上の言葉が見つかりません。

 

動画も撮ってその場でツイッターにアップしました。

さて、私がゴンドラに乗ったのが19:20で、このツイートの時刻が19:32。

 

山頂の景色を妻にLINEをしたのが19:28。

つまり私がゴンドラを降りてから10分も経っていない頃、なにやら放送が入ったのですが、山頂展望台は強風でよく聞き取れませんでした。

ですが放送の最後の方で「最終運行」という言葉が聞こえたような気がします。

 

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ゴンドラ乗車時の写真から切り抜き

私は山麓駅でのロープウェイ乗車前に、この日の最終便が20:50であることを確認していたので「最終便に乗り遅れないようにしてね〜」的ないう放送かと思いつつも、もう一回放送あるだろうから風のない場所に移動して聞いておこうと思い、一旦展望台から建物の中へ入りました。

 

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うん、たしかに最終便は20:50と表示されています! が、なにやらザワザワ・・・。

そこへ

ただいま保安上の理由により、ロープウェイの運行を停止しております。メンテナンスの後に運行を再開しますが、次の便を本日の最終運行とさせていただきます。

と放送が入りました。

ちなみに運行再開は未定なので下山のロープウェイ乗り場でお待ち下さいとのことでした。

100万ドルの夜景は数分しか見ていませんが、次に乗り遅れたら下山できないので指示通りこの乗り場で待ちましょう。

 

youtu.be

そこから数分立つとさらにアナウンスが!

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メンテナンスの目処が立たないため本日の営業を終了させていただきます。

ロープウェイ乗り場のスタッフの方の話によると、山麓からロープウェイ会社の車が迎えに来るのでそれに乗って下山してください。また案内するのでこの場でお待ち下さい。とのことです。

この場にいた誰も、文句を言ったり声を荒らげたりすることなく至って普通だったのがなんだか安心した気持ちもありました。 そういう光景はいろんなところで目にしたことがありますが、やっぱり気持ちのいいものではありませんしね。

かくいう私は、不謹慎かもしれませんが内心ちょっとワクワク。 このくらいのトラブルは旅のスパイスであり記憶に残る旅行になると思っている人間です。

とはいえスタッフさんがしきりに頭を下げているのは逆に申し訳なくなってしまいました。私個人に話しかけてくださったときには「いえいえ大丈夫です」程度しか言えず、こういうときに気の利いた一言が言える人間になりたいなとも思った時間でもありました。

さてロープウェイ乗り場でそんな感じで10分ほどたった頃、スタッフの方が「上のレストランを開けますのでそちらで座ってお待ち下さい。」と案内してくださいました。

 

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落ち着いた色合いのレストランですね。

このレストランに案内されたのは私を含め9人。カップル2組、女性2人組が1組、お一人様の男性が2人、それと私を合わせて9人。

ここで夜景を見ながらのお食事はきっと素敵なもんだろうなと思ったり。

 

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数十分前に買ったこのチケットがやけにレアに思えたり(笑)

 

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お茶を振る舞ってくださり、寒い日だったということもあり温かさは何倍にも感じたり。

そんな風にすごしているとスタッフさんが「1台参りましたので4名様どうぞ!」と声を掛けてくださいました。

私はこのときポケモンGOをやっていてちょうど相手ポケモンを倒せそうなところだったのもあり「私はあとでいいのでどなたかどうぞ」感を醸し出していました(笑)

そうでなくても、この珍しい雰囲気をもう少し味わっていたい気分でしたが。

他の方もみんな「お先にどうぞ感」を出していて、結局カップルの2組の方が先に車に乗って下山して行き、残りは5人になりました。

またしばらくするとスタッフさんが「お待たせしました皆さんどうぞ〜」と言って、女性2人組、私を含めたシングル3人の5人を車へ案内してくれました。

車は「函館山ロープウェイ株式会社」と書いてあるプラドで男性陣3人が2列目、女性2人組が3列目、運転席と助手席は函館山ロープウェイの社員の方という配置。

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これは当日のグーグルマップの移動記録です。

ロープウェイだと山麓から山頂まで5分足らずで着いたように思いますが、山のくねくね道は11分でした。

この11分の間に前席のロープウェイの社員さんが、函館山の標高が334mであること、夜景ランキングが神戸の六甲山と抜きつ抜かれつで1位であることなどなど、色々お話してくださいました。

私はここでちょっと気になったので「ロープウェイがこうやって停まってしまうことってよくあったりするんですか?」と聞いてみました。(嫌味ではなく純粋な質問です)

すると「長年勤めてますが大昔、何十年か前に一回あったかな〜ってくらいです。風や雨での天候理由の運休はよくありますけど、定期メンテナンス以外の停止は本当に記憶にないくらいです。 皆さんにはご迷惑おかけしてすみません」と言われてたので、私が「いえいえ貴重な体験になりましたし、また来る理由もできたので良かったです」と言うと、車内の全員が「本当にそうだわ〜」と口々に言ってくださり、見ず知らずの5人が同じ気持ちだったのがなんだかうれしかった記憶があります。

やがて車は山麓駅に到着し皆車を降りました。

そして何気に車のナンバーを見ると「・334」 そう、希望ナンバーでした。

ここまで運転してくれた方に「これって標高をナンバーにされてるんですか?」と聞くと「はい!弊社の車は全部334です!」と教えていただきました。

先行車で下山したカップル2組さんはもうすでに姿はなく、ここには私達5人と数名のロープウェイ社員さんだけ。

社員さん達は「料金は全額お返ししますのでチケット売り場へどうぞ」と言われてましたが、私は往復チケットの料金である1500円以上の貴重な体験ができたような気がしていて返金は断るつもりでした。現に片道分はロープウェイに乗車しているわけですし。

そして下山の車で私の隣に座った40代後半くらいの男性(以下おじさんと呼ばせていただきます)も同じことを思っていたようで、チケット売り場へは寄らずに駅へ向かって歩き出そうとしましたが、社員さんの返金攻勢と私達の「いえいえ」の応戦。何回目かのラリーの末、おじさんと私はチケット売り場で往復料金を返金していただき、私とおじさんは何となく一緒に駅まで歩くことになりました。

 

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駅までは歩いて約6分。偶然にも電車も同じ方面で、おじさんが降りるのは函館駅前、私はもう一つ先の松風町だったので、電車の中でも色んな話をしながら帰りました。

名前も知らない、お互いどこから来たのかも知らないのに話が弾んで、おじさんは東京の方で、トラックドライバーの仕事をされていて、今日は荷物を届けに函館に来ていること。

翌朝には荷物を載せてまた東京へ帰ること。 函館へは何回か荷物を運んで来ているけどいつも日帰りですぐに帰るのでロープウェイへは初めて来たこと。 そして私の住む街へも何度か荷物を運んだことがあること。

おじさんの出身地は長崎県で、長崎には稲佐山という夜景の名所があり、子どもの頃から稲佐山を見て育ったこと。 稲佐山の標高は函館山より1m低い333mであること。

などなど色んな話を聞かせていただき、短い時間でしたがなんだかとても楽しい時間でした。

 

今回は100万ドルの夜景は数分しか見ることができませんでしたが、ロープウェイが停止しなければ、この方たちと一緒の車に乗ることはなかったし、そもそもその場にいたのが9人だなんて知ることもなかったし、函館山の標高も、夜景ランキングの存在も、函館山ロープウェイ株式会社の社有車のナンバーが334なことも、おじさんの地元の稲佐山の存在も、ましてやおじさんと出会うこともなかっただろうし、話す機会なんてもちろんなかっただろうし。

ネット情報ではありますが、人生で何かしらの接点を持つ人の数はおよそ3万人と書かれてるのを見たことがあります。世界には70億人の人がいると言われているので、その中の誰か1人とお話する確率なんてとてつもなく低い確率でしょう。

つい1時間前までは見ず知らずの人だったのに、この瞬間を共にした人たち。でもこの場を離れたらきっともう会う機会はないであろう人たちで、70億の中の1になるんだなと。

この体験はここにいた9人にしか味わえなかった出来事。

私はこれが「一期一会」なんだなとホテルへ帰って温泉に浸かり、そんなことを考えながら眠りにつきました。

そしてこのプチトラブルがなければ、次は函館山へは足を運ばないかもしれません。「1回見たから次はいいか」なんて思っていたでしょう。

この出来事のおかげで、また函館山へ行こうと思う理由ができたわけですから、なんか上手くまとまらないですけど、やっぱりちょっとくらいのトラブルは旅のスパイスだなと感じた出来事でした。

そんな記憶に残る時間のお話でした。

 

以上、めがねマンでした。