どうも、めがねマンです。
みなさん旅行されていますか??
私は自宅で甲子園中継にかぶりつきです。笑
そんなめがねマンの夏休み唯一の予定が本日ありました。
セントレア 税関見学です。
名古屋税関イベント情報 : 名古屋税関 Nagoya Customs
まずこちらのイベントを知ったのは7月の末。
いつも通り飛行機関係のサイトをサーフィンしていたときのことでした。
「小学生以上の子どもとその保護者を1組として40名程」の募集とのことでしたので、私、長女(小3)、長男(小1)の3人で応募しました。
約1週間後当選メールが届き、無事参加できることとなりました。
後知ったのですが、結構人気のイベントで多くの応募があったようです。
そして迎えた本日、税関見学に参加してきましたのでその様子をお伝えいたします。
まずはじめに、こちらのイベントは一部写真撮影可で、その内容は広く拡散して欲しいと職員さんより許可をいただいております。
まずセントレア到着~
忍びの方たちがお出迎えしてくれます。
見学開始
集合時間になり点呼をしてこちらへ案内されます。
ベトナム航空のAカウンターの奥にあるCIQ庁舎です。
CIQとは・・・
Custom(税関)
Immigration(出入国)
Quarantine(検疫)
の頭文字だそうです。
そしてこちらの部屋へ案内されました。
右のわんこは税関のマスコットキャラクターのカスタム君です。
のちに本物が登場します♪
税関の説明
ここで税関のビデオと説明がありました。
税関のお仕事は、税と関にわかれていて
税の徴収
・酒、たばこ、最近はやり?の金などの税の徴収
関を設けて密輸の防止
・条約に反した動植物の持ち込み阻止
・禁止薬物、武器の持ち込み阻止
・コピー商品の持ち込み阻止
が大きな仕事だそうです。
みなさんが知っている税関は海外からの帰国の際に入国審査、預け入れ荷物受取の後にある対面の検査(通関)という工程になるそうです。
「世界まる見え」でよく海外の税関での珍客を紹介するコーナーを見て笑っていますが、あそこを通るときは何もなくても毎回ドキドキしてしまいます。笑
ちなみに預け入れ荷物の受け取り~通関まではエリアの隅々まで職員の目が届いていて、ちょっとした仕草や表情で怪しい人を見つけられるそうです。
そんなこと言われたらますますドキドキしちゃいそうです。。。
押収品紹介
そして実際に押収した物品の紹介がありました。
以下すべて本物で実際に触れることもできました。
条約に反した動物
象牙
硬くて重たくて、もはや石です。
コモドトカゲの剥製 クジャクの羽根の扇子
こんな扇子平野ノラさんくらいしか持ってないでしょ・・・
ヤマネコの毛皮
コブラの皮と剥製
ウミガメの剥製
チンチラ剥製
なんて日だっ!!
チンチラって猫しかしりませんでしたが、こちらのチンチラはリスみたいな動物でした。
これらの動物の持ち込み品は全て実物だそうで、どこかの富豪のコレクションのような遠い話だと思っていましたが、これらの物を目の前にするとすごく身近に感じましたし、生き物を人間の娯楽のためにこんな姿にしてしまうことが結構ショックでなんとも言えない気持ちになりました。
禁止薬物
手段は実際のもので、薬物は模造でした。
リュックの裏地に隠してきたもの
(中の黒い板が模造)
スーツケースの裏地に隠したもの
(白いのは模造ですよ~!!)
靴底を加したもの
いろんなパターンを考えますね。。。
コピー商品
バッグ
中の縫製がかなり雑でした。
腕時計
どちらもニセモノで、持った感じがチープでした。
キーケース
全然違いがわかりませんでした。。。
こういう商品は海外でニセモノと気付かずに買ってしまうパターンより、分かっていて購入し持ち込もうとするケースの方が多いそうです。
麻薬探知犬デモンストレーション
次に麻薬探知犬トレジャー君のデモンストレーションがありました。
とても利口な犬でした。
カスタム君登場
続いてリアルカスタム君登場です。
公式プロフィールでは
身長180cm 体重90kgとかなりの巨漢です。笑
登場とともに子どもたちが群がって1ショットがなかなか撮れません。。。
カスタム君はやんちゃな子ども達に背中のファスナーを開けられ体内に手を突っ込まれていてかなりカオスな状態でした。笑
背中のあれはファスナーではなく、過去の古傷だそうです。(by職員さん)
カスタム君も大人なので、そりゃあ色んな古傷がありますよ。ね。
最後にカスタム君の1ショットがとれました。
これからもしっかり税関のお仕事お願いしますね!
税関検査場へ
その後、専用のIDを首にかけて関係者専用エリアを通って制限エリア内へ。
以降の撮影はできませんでしたので、文字でお伝えします。
みなさん帰国の際おなじみの税関エリア(通関検査)で預け入れ荷物の受け取りと、税関検査に引っかかった方の取調べ室を見せていただきました。
あいにくこの時間は到着便がない時間帯で人がいなかったので、探知犬の仕事風景や、期待していた修羅場のようなものは見ることができませんでした。
ちなみに取調べ室にはホワイトボードがあり、あらかじめ聞き込む項目が印字されています。
氏名、生年月日、国籍、搭乗便、持込もうとした品物などなど30項目ほど聞き込まれるようです。
絶対にここには連行されたくないです・・・
職員さんから「夏休みの宿題終わってない子はここでやってもらおうかな。」
といわれた子ども達は全員ドキッとした顔をしていました。笑
私も小学生当時なら飛び上がっていたでしょうね。。。
解散
制限エリアを見終えると、通常の帰国時と同じように到着ロビーへ通じるゲートをくぐって制限エリアから出ました。
ちょっとだけ旅行から帰ってきた時のあの感覚を味わえました。笑
到着ロビーへ出ると職員さんにIDを返却し解散です。
まとめ
いつもは少しも笑顔を見せず、帰国者をにらみつけているようなイメージの税関職員さんでしたが、今日の見学では終始笑顔で私たちの質問にも答えてくださり、普段のイメージが自分の中でだいぶ装飾されたものだったときづきました。
前を通る時はいつもドキドキしてしまいますが、このような職員さんのおかげで日本に危険な物や違法な物が持ち込まれるのを防げているんだなぁと改めて認識できた1日でした。
こんなかわいらしい動物の密猟や密輸が少しでも減ってくれると嬉しいです。
私たちが楽しく旅行をしている裏ではこのように悪いことを企てる人がいるのも事実です。
そんな人たちから日本、世界中、そして野生動物の安全を守ってくれている税関職員さんがいることに感謝して、楽しい旅行をしていきたいと思います。
以上、めがねマンでした。